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写真は、しんそう療方の、初回の調整前と後のものです。
(慢性的な腰痛、肩コリ、頭痛、疲れやすい、冷え症 があった方。)
こうした写真は、程度の差はあっても、ごく日常的に見られるものです。
左の調整前は、自然に曲がって寝ています。
ところが、こうした状態を患者さんたちのほとんどは気づいていません。
調整の必要上、体を真っ直ぐにすると、「曲げているんですか?」 などと聞かれます。
ご本人は、曲がっている状態が、真っ直ぐに寝ている感覚なのです。
真っ直ぐにされると、逆に違和感を感じるようです。
これは自分の姿が見えなければ、ほとんどわかりません。
今は便利なデジカメがありますから、写真を撮ってその場でお見せすると、
とても驚かれます。
これは厄介なことなのです。
痛みなどの多くの症状は自覚できますが、ゆがみは自分でわかりにくい のです。
自分でわかれば、体の不調と体のゆがみを結びつけて考えることがで きます。
わかりにくいために、形がおかしくなってそれが起きているとは思いません。
(体の形の異常は、小さくても、強い症状を起こすことがよくあります。)
これは治療する側も同じです。病院で鍼灸治療をしていた頃、体のゆがみなど
二十数年のあいだにたくさん 見ていたはずなのに、気づきませんでした。
見ているようで、まったく見ていなかったのです。
意識して見ないとわからないものです。
また、形がゆがんだ状態が人体にとって、どんな意味をもつのかさえ知らずにいました。
(患者さんの症状に気をとられて、眼中にありませんでした。)
その頃、腰痛ならそれを治すことばかりを考えていました。
多くの腰痛が、体の構造の異常(ゆがみ)から起きているなどとは、思いもよりません。
症状を抑えようとする、対症療法的な見方は、私たちの中にすっかり刻み込まれ ています。
しんそう療方は、症状ではなく、それを起こしている、
体の原因のほうを見ている療法です。
よく考えてみれば、自然な体のとき、人間を苦しめる症状は何もありませんね。
なにかが不自然になったために、いろいろなことが起きているのです。
体にはさまざまな異常がおきますが、
その大きなものの一つが、体の構造の異常(ゆがみ)です。
右の写真は調整後のものです。
手足を軽く動かすだけの、ごくわずかな治療なのに、このように形が大きく変化します。
これは患者さんから、たいへん不思議がられることです。
仰向けに寝てもらうと、こんどは真っ直ぐに寝ます。
それを始めの曲がった状態にもっていくと、患者さんは曲げられたとわかります。
おかしなものです。
治療の段階が終わると、月に1回ほどのメンテナンスに移っていきます。
そうなると、日にちがたつにつれ、形が歪んできたのを自覚する人もいます。
体が自然な形をおぼえている からです。
体の形を元にもどしたことのない人は、
それが日常化して、自分がゆがんでいることに気づきません。
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