ゆがみを予防するために

 

ゆがみは、日常の体のかたよった使い方や、疲労、

ストレスなどによっても少しづつ蓄積されていきます。

 

普段の体の使い方を考えてみましょう。

きき手で歯を磨いたり、マウスを動かしたり、

きき足もあるように、どうしても片寄った体の使い方に

なるのは避けられません。 　すでに書いたように、ゆがみを

直接つくりだしているのは、手足の左右差　なのです。

ゆがみをできるだけ防ぐための注意点です。

 

●　横座りはやめる。　

　　股関節に、ドアの取っ手をひねるような強い力で、

　　骨盤をゆがめる力が加わります。

　　慣れている人はこのことに気づきません。

 

●　足を組まない。　

　　習慣もありますが、体がゆがむと、

　　ゆがみに合うように組みたくなるものです。

 

●　バックやカバンは、いつも片方の手や肩だけに持ったり、

　　掛けるのをやめる。　行きと帰りとで持ち変えましょう。

　　キャリーバックも同じです。 

 

●　テレビやパソコンを見たり操作するときは、できるだけ　正面で。　

　　長時間、斜めになって見たり、パソコンを操作していると、

　　首だけではなく、全身をゆがめます。

　　ちょうど雑巾を、片方だけにひねって絞るのと同じです。

　　デスクワークの長い人は、特に気をつけてね！

 

●　女の子のよくする、ペタンコ座り（アヒル座り）はやめる。

　　子どもさんのいる方はやめさせましょう。

 

●　ゴルフをやる人は、終わったあと、反対素振りを軽くやっておく。

　　ボールを置いてやる必要はありません。

　　これも雑巾絞りと同じです。

　　片側だけのひねり運動は、体をたいへんゆがめます。

 

★　筋力があまりに弱いと、ゆがみやすくなります。

　　ガイコツの模型は、みんな上からブラ下げてあります。

　　外せばガラガラと崩れます。

　　骨格を支えているのはまわりの筋肉なのです。

　　歩きましょう！　

　　自分では気づかないかもしれませんが、体重５０キロの人なら、

　　５０キロを運んでいるのです。　５０キロって重いですね。　

　　無理のないとてもよい運動です。

 

　　 それと、ラジオ体操（第一だけでよい）はおすすめです。

　　長年研究、改良をかさねたとてもよくできた体操です。