ゆがみは漢字で 「歪み」 と書きます。
不・正をタテに並べた字です。 もちろん、正しくないという意味です。
どう考えても、からだがゆがんでいるなんていいわけありません。
全部の臓器や器官を収める、容れものがゆがんだ状態 です。
人体にとって大きな問題のはずです。
しかし医療で問題にしているのを、聞いたことがあるでしょうか?
民間療法の分野として、たまにテレビや雑誌で取り上げられるだけです。
病院に勤務していた頃、都内の著名な病院からも、さまざまな科の
優秀なお医者さんたちが来ていました。 やはりこのことが話題に
なったことはありません。 今、ゆがみを治す仕事をして いると、
ゆがみがたいへん体に悪影響を与えていることに、
あらためて気づきます。
なぜ高度に発達した医療が見落としているのでしょう?
それは医学部の教育の中に、 構造の全体的な異変 について
教える内容がないからです。
( 腰椎の何番目と何番目がという、部分のことではありません。)
医学は発達の過程で、細かく枝分かれしてきました。
細胞から分子レベルまで研究され、大きな成果をあげています。
しかし、木を見て森を見ずという言葉があります。 どんどん細かく見ていく
うちに、からだを一つの全体として見ることが、できなくなっている のです。
それぞれの専門家が、自分の専門の臓器や組織ばかりを見るようになります。
屋根の専門家が、屋根ばかり見たり、壁を専門にする人が、壁だけ見ている
のと同じです。 ゆがみは全体を見なければわかりません。
顕微鏡でいくら見ても、ゆがみは見えないのです。
こうしたことが、全体の構造が異変を起こしていること、
そしてその大きな影響を見逃している、原因と考えられます。
気づかなければ問題視しません。
さまざまの症状や、体調不良、本来ある機能がうまく働かないなど。
こうしたものの 原因として、はじめから除外されている のです。
( 腰痛の85パーセントが原因不明とされているなどは、その典型です )。
たとえ医療が見落していても、からだにとって、
形は身体の土台であり、大きな意味をもつことは変わりません。
それを作る筋肉や関節に、腰痛などさまざまな症状を引き起こす。
内部にある、肺、心臓、消化器、神経系など、各系統に不調を起こす。
免疫など、人体の生命のレベルを落とす。
こうして体のゆがみは、さまざまな症状や機能の低下を招くのです。
症状ではなく からだを治す という、新しい発想に切りかえましょう。
体がよくなるから、症状や機能低下がなくなるのです。
警告]当ホームページ内に掲載されている、すべての文章、写真、図形の無断転載、転用を禁止します。
すべての文章は日本の著作権及び国際条約によって保護を受けています。
Copyright shinso koisikawa. All rights reserved.
Never reproduce or replicate without written permission.