あなたを苦しめる、痛みなどの　症状　とはいったい何でしょう？

 

症状はいろいろありますね。

寒い季節には風邪をよくひきます。

風邪を引くと、　咳、タン、のどの痛み、発熱などの症状が起きます。

みんなつらい症状です。　これを抑えようとするのが対症療法です。

人間の治療の歴史は、この対症療法の歴史といっていいほどです。

 

でもよく考えてみれば、痛みなどの症状はつらいものですが、

症状が異常なのではない　のです。

からだが異変を起こして、その結果として、表れたものが症状です。

 

たとえば、骨折すれば痛みという症状が起きます。

痛みをいくら抑えても、骨折は治りませんね。

骨折が治れば、痛みは消えます。

このように体の異変がなくなれば、症状は自然に消えるのです。

これがほんとうの意味で　治ること　です。 

 

症状の原因には、多くのものがあります。

 

●　風邪は、ウィルスによる呼吸器の感染症です。（　胃腸型もあります。）　

　→　ノドの痛み、咳、痰、鼻水、発熱、倦怠感などがあらわれます。

　　　風邪薬などで、こうした症状を抑えても、風邪自体は治っていません。

　　　風邪のサインである、それらの症状を薬などで抑えると、　

　　　よくなったように見えるのです。

　　　ほんとうに治しているのは、からだ自身の治癒力　です。

　　　症状を抑える　→　治るにはなりません。 

 

●　食中毒を起こす原因は、細菌からウィルスなどさまざまです。

　→　腹痛、発熱、嘔吐、下痢などの症状がおきます。

　　　驚いてやたらに、嘔吐や下痢を抑えようとしてはいけません。

　　　下痢や吐くことで、からだが毒を出そうとしているのです。

　　　回復の主役は、この場合も、やはり　からだの治癒力　です。

　　　 水分補給は必要ですが、ただ症状を抑えることは治ることを遅らせます。

 

●　心筋梗塞は、心臓に栄養と酸素を送る動脈がつまり、

　　心臓の筋肉が死んだ状態です。　心臓は血液を送れません。

　　　生命に関わる、急を要する病気です。

　→　強い胸痛、胸苦しいなどの症状がおきます。 

　　　　いくら胸の痛みを抑えても、動脈のつまりはなくなりません。

　　　　そんなことに時間を使っていたら、危険な状態になります。 

 

 

これぐらいにしておきますが、

症状を抑えることは、その原因を治すことになっていない、

ということがおわかりと思います。

 

すべての症状は、原因があって起きている　ことです。　

しんそう療方は、身体のゆがみ　という、

体の内外にさまざまな影響を与えている　原因を治す療法　です。

そして、体のゆがみも、それをつくっている原因から治していきます。 

 

（ゆがみによって、よく起きる症状については、「適応症」　をごらん下さい。）

 

 

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